一球一球の精度が向上
五輪の過去2大会でメダルを獲得し、2021年に延期された東京五輪でも好成績の期待が高いバドミントンの女子ダブルス。現在世界ランキング2位につけ、五輪代表入りを確実にしている福島由紀、広田彩花組(丸杉Bluvic)の戦いぶりについて、所属先でコーチとして指導する末綱聡子さん(39)に聞いた。08年北京五輪では前田美順さんと「スエマエ」のペアを組み、当時日本勢最高成績の4位に入賞。「東京五輪で金メダルの瞬間に立ち会いたい」と、後輩の「フクヒロ」ペアに期待を込めた。(時事通信運動部 山下昭人)
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フクヒロは今年3月の全英オープンで初優勝し、念願だったビッグタイトルを手にした。新型コロナウイルスの影響で7カ月ぶりの国際大会出場となった10月のデンマーク・オープンでも優勝。東京五輪に向け、順調に再スタートを切った。
「いい練習ができていたので、力を出せば優勝できるんじゃないかと思ったけど、見事優勝してきてすごいなと思いました。(全英よりも)一球一球の精度はさらに良くなったのかなという感じは受けました。五輪に照準を合わせてきたと思うので、(延期が決まり)多少なりともショックというか、どこか切り替えられていない感じが最初の方はあったんですけど、できることを2人で見つけてやっていけるようになれていたかな」
目を引いたコートカバー力
末綱さんが所属していたルネサスに福島が2012年、続いて1歳下の広田が13年に入社。ペア結成当時から知るフクヒロの個性は今も変わらない。高校時代はシングルスで実績があった2人のコートカバー力は、当初から目を引いていたという。
「最初からしっくりきていた。広田がどんどん前に行って、福島が後ろをカバー。福島が前に行けば広田が後ろをカバーして。身長があるわけでも、ずばぬけたパワーがあるわけでもないけど、2人でうまくローテーションしながらやれる強さ、パートナーの長所を生かしながら2人でやれる強さがあるのかな。ローテーションのスピードが速い。お互いがやることを分かっているから、あれだけスピード感のある攻撃ができるのかなと思います」
負けず嫌いの2人
フクヒロのプレーはスピードあふれる攻撃、ラリー戦での粘り強さが持ち味だ。日本代表合宿だけでなく、所属先の練習から培われてきた。加えて2人とも、末綱さんが「抜きんでている」と評する負けず嫌い。普段のトレーニングでも、簡単にミスをしないという意識を強く感じさせる。
「長いラリーになった時、2人とも先にミスしないという意識でやれているかなと思う。男子選手に打ち込んでもらう時、これは決められるかもなという球でも返してやろうという雰囲気が伝わってくる。一球に対しての必死感を、練習からつくっていくという意識はあるんじゃないか」
「自分にもありましたね。決められるかもしれないと分かっていて決められるのと、それを何とか取ろうと思って決められたのとでは、気持ち的に違うじゃないですか。(次のプレーに)絶対つながると思います」
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December 01, 2020 at 02:23PM
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バドミントンのフクヒロ、強さ支える「必死感」 東京五輪へ、末綱聡子コーチが抱く期待 - 時事通信
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