将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が4日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第91期棋聖戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢2冠(27)を破り、最年少タイトル挑戦を決めた。31年ぶりのタイトル戦最年少挑戦記録の更新という快挙に地元・愛知県瀬戸市も沸いた。史上最年少の14歳2カ月でプロ入り後も、なぜ、強くなれたのか? 恩師が「強さの秘密」を語った。
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強くなりたい-。プロ入り4年目、藤井の進化は止まらない。経験豊かで勝負術にもたけたトッププロを相手に五分以上で戦うのは容易でない。プロの通算成績は173勝32敗(8割4分3厘)。トッププロでも勝率6割を残すのは難しいと言われる中、藤井は8割以上の数字をキープしている。プロ入り後も、なぜ、強くなれたのか? 突出した才能はもちろん、大勝負でも平常心で指せる強靱(きょうじん)なメンタルがある。
藤井が幼稚園から通った「ふみもと子供将棋教室」の文本力雄塾長(65)はメンタルの強さを支えるのは無類の負けず嫌いだと指摘する。「見かけとは違って、ものすごいマグマを持っている」。藤井が幼稚園年長のときだった。4歳年上の兄と「ふみもと-」に通っていた。教室が終わったとき、兄弟げんかを始めた。
「○○って兄の名前を呼び捨てにして、あの小さい身体で暴れ回る。体格差では圧倒的に不利。それでも顔を真っ赤にして、何度も向かっていく。跳ね返されても、お構いなし。絶対に退かない。最後は兄が『分かった。分かった』となだめた。見かけとは違って、ものすごいマグマを持っている。それがないと、やっぱり強くなれない」
同教室では藤井少年の「泣いた記録」は破られていないという。「将棋に負けて泣いた数ではギネスブック級です」。プロ入り4年、驚異的な勝率を残すが、「おそらく、対局で負けた夜は、聡太は眠れないと思いますよ。局面、盤が頭の中によみがえってきて、思ったり、考えたりしたりしているかもしれない」。
将棋は頭脳の格闘技と言われる。やるか、やられるか。勝負への気迫がすごく必要になる。1歩でも退いたら負け。藤井が目指すのは、1歩も退かない、強い将棋。勝負師としての「秘めたマグマ」が進化を支える。【松浦隆司】
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June 05, 2020 at 05:07AM
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