2020年12月08日18時59分
工藤監督が３年連続の正力賞に輝いた。現役時代と合わせて５度の受賞は王貞治球団会長を超えて歴代最多となり、「ソフトバンク全体に頂いた賞だと思っている。光栄なこと」と言葉に実感を込めた。
今季は３年ぶりにパ・リーグを制し、日本シリーズでは昨年に続いて巨人を４勝０敗で圧倒。パ球団で史上初となる４年連続日本一を達成し、選考委員会の座長を務める王会長は「新たな歴史を刻んだ。今年も工藤監督以外にはいないだろう」とたたえた。
コロナ禍の影響で過密日程となる中、常に先の戦いを見据えて先発ローテーションを編成するなど緻密な采配が光った。短期決戦での勝負強さも健在で、日本シリーズ第３戦では７回まで無安打無失点だったムーアを降板させ、「負けるわけにはいかなかった」と継投を選択。１安打零封で逃げ切り、そのまま頂点に駆け上がった。
就任６年目で５度の日本一。「チームを活性化させる手腕は、勝ち負けとは別にチームに常に緊張感を持たせる」と王会長は言う。勲章を手にし続ける工藤監督は、名将の域にたどり着いた。 
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December 08, 2020 at 04:59PM
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