相手のミスを突いて2得点。アウェーでの第1戦で終盤に逆転勝ちしたマンチェスター・シティーが、また勝負強さを示した。

2シーズン前まで3連覇した強豪を突き放し、グアルディオラ監督は「レアル・マドリードに勝ったことは非常に大きな自信になる」と勝利の価値をかみしめた。

前線からの精力的なプレスが得点に直結した。前半9分に相手ペナルティーエリア内でガブリエルジェズスが素早く寄せてバランからボールを奪うと、スターリングにつないで楽々と先制した。

その後も敵陣での果敢な守備や、司令塔デブルイネを中心とした攻撃で主導権を握った。1-1の後半23分にはガブリエルジェズスがバランの中途半端なバックパスを予測してインターセプトし、勝ち越し点を決めた。

プレミアリーグではリバプールに独走優勝を許して3連覇を逃したが、リーグ最多の102得点をマークするなど圧倒的な攻撃力は健在。4強が過去最高の欧州CLで悲願の初制覇に向け、同監督は「この大会の難しさは分かっている。3試合も残っているので、先を見すぎてはいけない」と冷静に話した。(共同)