ウポポイで伝統のサケくん製作り｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

アイヌの人たちの伝統的な保存食で「サッチェプ」と呼ばれるサケのくん製づくりが１４日、胆振の白老町にあるウポポイで行われました。

「サッチェプ」は塩漬けにしたサケを冷たい空気にさらして乾燥させた後、いろりの煙でくん製にするアイヌの人たちの伝統的な保存食です。
１４日は白老町にあるウポポイの若手職員ら１０人が参加して「サッチェプ」づくりが行われました。
職員たちは尾を縛ったサケを２匹ずつ柵につるし、乾燥しやすいようによもぎの枝を腹に丁寧に刺すなどして、１時間余りでおよそ１５０匹を干し終えました。
来年２月ごろまでサケを干した後、さらに２か月間いろりの煙でいぶすと「サッチェプ」が完成し、ウポポイを訪れた人たちに試食や調理体験でふるまわれるということです。
ウポポイの職員の新谷モレウコンレクさんは「大変な作業でしたが、昔から受け継がれているのでとてもよい機会になりました。文化を途切れさせないよう毎年続けたい」と話していました。

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