「ミキハウス・サンスポＭＶＰ表彰式」に出席した阪神・近本光司外野手（２６）は１４日、大阪市浪速区の産経新聞社大阪本社で、本紙専属評論家で球団ＯＢの八木裕氏（５５）と対談。開幕直後は不振で苦しんだ今季を振り返るとともに、打倒・巨人への思いや、球団史上最速で選手会長に就任した意気込みなどを大いに語った。
八木 サンスポＭＶＰおめでとうございます。
近本 ありがとうございます。
八木 今シーズン、コロナ禍で調整がすごく難しかったけど、そのあたりは？
近本 正解だと思ってやっていたことが、結果を見たときに、あの準備ではダメだったなというのは終わってからわかりましたね。
八木 キャンプから矢野監督は２番を予定していた。２番という打順を自分でこなそうとはしていた。
近本 そうですね。ランナーが一塁にいることが多くなるので、どういうバッティングをするのか、どういう仕事をしたらいいのかというのは考えながら練習はしていました。
八木 正解みたいなのはあった？
近本 いや、自分の持っている引き出しがあまりにも少なくて、結果的に悪い方向にいったかなというのはありますね。
八木 開幕してすぐ矢野監督も２番は違うなということで１番に戻ったんだけど、自分自身で向いている打順はある？
近本 正直、２番はクビになったと思ったので。
八木 そんなことないと思うよ。
近本 やっぱり１番ですね。自分が一番打っているというのもありますし、やることも大体わかっているので。２番になるといろいろ考えちゃいます。考えなくていいよといわれるんですけど、考えちゃうので。
八木 考えなくて「お前何してんねん」って言われても困るしね。スタートがよくなくて、打率も全然上がってこないと「２年目のジンクス」といわれることも周りから聞こえると思う。気にはならなかった？
近本 全然。あまり見ないので。なおさら自分もよくなかったので、できるだけ外の声はシャットアウトできるようにはしていたんですけど。自分の中でも「２年目のジンクスだな。俗にいうやつだな」と思っていたんです。いつかは壁がくると思っていたので、それが早くきたので僕はどちらかというとよかったなという面もありましたね。この経験でこれからも、ちょっと悪くなってきたら、ここに戻れるというのが一つ引き出しが持てたので、よかったなと思いました。
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December 15, 2020 at 05:30AM
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阪神・近本、Ｇ倒へ勝負強さ磨く！八木氏に熱い思い激白「Ｇを、重力を感じた」 - サンケイスポーツ
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