東京オリンピック男子代表の“おかほか”ペアこと岡田奎樹(24=トヨタ自動車東日本)、外薗潤平(29=JR九州)組が、圧倒的な強さを見せた。

前日までの11レースで7度の首位。11レース合計上位10艇だけで行われたメダルレース2戦で、3位、2位と手堅くまとめ、合計23点で、2年ぶり3度目の総合優勝に輝いた。逆転を狙った同五輪女子代表の吉田愛(40)、吉岡美帆(30=ともにベネッセ)組は合計57点で総合5位だった。

岡田、外薗組は、メダルレースの第1戦で、総合2位の土居一斗(27)、木村直矢(25)組を徹底マーク。土居、木村組より先着することに重きを置き、思い通りのレースを展開した。思惑通りに土居、木村を押さえ、自らは3位でゴール。この時点で、ほぼ総合優勝を決める横綱レースだった。