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ヴォルティス、首位の貫禄 勝負強さ発揮 - 徳島新聞

勝ち越しのPKを決めガッツポーズで駆け出す徳島の岩尾=調布市の味の素スタジアム

写真を拡大 後半41分、徳島の岩尾がPKを決め2―1とする=東京都調布市の味の素スタジアム

 7日に東京都調布市の味の素スタジアムで1試合が行われた明治安田J2第32節第1日は、首位の徳島ヴォルティスが2―1で東京Vを下し、3連勝で勝ち点を65に伸ばした。通算成績は19勝8分け5敗。残りの10試合は8日に行われ、2位の福岡は松本、3位の長崎は群馬と対戦する。徳島の次節は11日午後7時からあり、鳴門ポカリスエットスタジアムに栃木を迎える。

 [評]徳島は後半41分にMF岩尾がPKを決めて勝ち越し、接戦をものにした。前半は連動したプレスで相手陣内に押し込み、18分にMF藤田の右クロスをMF清武が右足で決めて先制。主導権を握り続けた。しかし43分、カウンター攻撃を受けて失点。後半はMFの渡井、岸本らを投入して攻め込みながらもボールを失うと相手に素早く攻め込まれ、セットプレーからピンチを招いた。だが、集中を切らさず守って追加点を阻止。最後まで諦めずにカウンター攻撃などを仕掛けて決勝点を奪った。

 徳島・ロドリゲス監督 前半は良い入りができて先制できたが、ボールロストから同点に追い付かれた。後半はどちらが勝ってもおかしくない内容だった。中2日でコンディションも完璧でない中、よく戦ってくれた。

 東京V・永井監督 選手は首位を相手にスタートから勇気を持って戦ってくれた。最後の崩しのところを含め、よくやってくれたと思うが、決めきる質を上げないと勝てない。

写真を拡大 前半18分、先制ゴールをジャンプで喜ぶ徳島の清武

首位の貫禄 勝負強さ発揮

 ひりひりするような90分だった。開幕戦で3―0と快勝したのは8カ月以上も前の話。確かな成長を感じさせる東京Vとの一戦は、先制しても追い付かれ、「勝ちが転がってきた」とロドリゲス監督が評した紙一重の勝負だった。それでも相手を上回り、勝ち点3を持ち帰る。首位が首位たる勝負強さを発揮した。

 1―1で迎えた後半41分にサッカーの女神が徳島にほほ笑んだ。MF西谷がエリア内に仕掛けて送ったパスで相手DFがハンド。重圧のかかるPKを冷静に左隅に決めたMF岩尾は「西谷も河田もPKの練習をしているのに僕に託してくれた。責任を持って蹴った」。決めた自分のことは二の次に「大きなチャンスをつくったチームへのご褒美」と戦いの過程に目を向けた。

 試合開始から、ボールを握ってリズムをつくりたい相手の最終ラインに激しく、滑らかにプレスをかけた。最前線の垣田と2列目の清武、杉森が良い距離感で相手ボランチへのパスコースを消しながら間合いを詰めた。

 力強いプレスと決定力を期待され、8戦ぶりに先発した清武の先制点は前半18分。「征也君(藤田)のクロスが素晴らしかったし、ニアで垣田がつぶれてくれたおかげ」。出番が少ない中でも出たらきっちりと仕事をする清武らしさを発揮した。

 中2日でホームとアウェーを行き来し、体力回復が不十分なだけでなく「戦術面もほぼ何も準備できなかった」(ロドリゲス監督)という5連戦の3戦目。後半、相手がプレスのギアを上げてきても「粘り強く最後のところで体を張って戦えた」とGK上福元。昨季まで2年間プレーした古巣との緊迫した試合を制し、充実感を漂わせた。

 J1昇格という目標が遠のきつつも、今季前半戦で敗れたチームからは白星を奪ってきた東京Vを退け、今季2度目の3連勝。勢いはさらに加速する。ただ、岩尾はぶれることなく「一試合一試合を大事に戦う。厳しい連戦でも心身の最大値を出せるよう準備していく」。足元を見詰め続ける戦いも残り10試合。栄光へのカウントダウンが始まる。

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November 08, 2020 at 03:12AM
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