1位は16年の浦和。年間勝点74はリーグトップで、クラブでも歴代最多と、その数字が強さを物語っています。当時はミシャ(ペトロヴィッチ監督)のサッカーがハマって、負ける気がしませんでした。前年までに築いた自慢の攻撃力はそのままに、この年は守備も整備され、リーグ最少失点も記録しましたから。
守備を安定させたという点で(遠藤)航の加入は大きかった。後ろからうまくバランスを取ってくれました。でも守備だけでなく、なによりミシャのサッカーはなにより、どこからでも崩せるのが特長で、誰かが飛び抜けていたわけではなく、全員が活躍していた印象です。
(駒井)善成の仕掛けも頼もしかったし、俺とチュンソン(李忠成)、武藤(雄樹)のトリオも相手にとっては嫌だったはず。たしか「KLM」とかって呼ばれていたなあ(笑)。
またなんと言ってもチームの一体感を生み出したミシャの手腕が素晴らしかったです。チャンピオンシップの決勝で鹿島に負けてしまったけど、僕がこれまでやっていたサッカーで一番手応えを感じていました。プレーしている僕らも楽しかったし、おそらく観ているファン・サポーターも面白かったと思う。そういう意味で僕のベストチームです。
その浦和と同じくらい強かったのが、リーグ3連覇を果たした時の鹿島です。正直1位はどちらにしようか迷いました。この年の鹿島もほとんど負ける気がしませんでしたから。相手から対策されていたけど、まったく苦にならなかったんですよね。
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June 03, 2020 at 03:53AM
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